IGLA2&キーレスブロック(40ヴェルファイア)
静岡県東部からご来店いただいたA様、トヨタ ヴェルファイア に カーセキュリティ(Author IGLA2+、KeylessBlockPRO)をインストールしました。(お客様の承諾をいただいて掲載しています)
カーセキュリティを初めて導入するというA様、当初は IGLA Alarm をご検討いただいていました。
IGLAアラームとIGLA2の主な違いは、ドア・トランク・ボンネット開放検知や 衝撃センサー・傾斜センサーの有無となります。
当店では、原則として ドア開放検知を備えたモデルをお勧めしていますが、その理由は当然 車内への侵入を防ぐためです。
中には「乗り逃げさえ防止できれば、愛車は無事」と考える方がいらっしゃいますが そうとも言えないのが自動車盗難の世界です。
窃盗犯にとって 車内を物色した車両を犯行現場に残すということは「証拠を残して立ち去る」ことを意味します。
これは 窃盗犯にとっては相当なリスクなので「車内侵入→車を乗り逃げできない→車内を物色→証拠隠滅のために粉末消火器を撒く」のが、定番の手口です。
そうなると、車は手元に残りますが 車内は粉末消火器の粉だらけです。
粉末消火器の後始末を経験した方はわかると思いますが、屋外でも完全除去が難しいのに、車内に撒かれた消火剤など 完全除去しきれるわけがありません。(修理金額や技術の問題ではなく、現実的にほぼ不可能です)
そして、粉末消火器を噴霧されたオーナー様は 仕方なく買い替えを検討されますが、自動車保険的には 全損扱いか?一部損扱いか?で 保険会社と揉めるケースが "多いそう" です。
つまり、
愛車が盗難されて見つからない → 車両保険金は満額給付
愛車は残ったけど 廃車必至 → 車両保険金は一部しか支払われない
という理不尽な状況も起こりえます。
当店では「カーセキュリティは ただの機械ではなく、被害・損害を軽減させるもの」という認識です。
そのため「 IGLA2で乗り逃げ "だけ" を防ぐ」という場合には、最低でもキーレスブロックで キーエミュレーターやリレーアタック などの手口を未然に防ぐシステム構成をご提案しています。
特にA様の場合は お住まいの環境が「火薬に近い」こともあり、衝撃センサーでサイレンが鳴るセキュリティは避けたいとのことでした。
静岡県東部は、陸上自衛隊の火力演習や 冬でも開催される熱海花火大会など、爆発系の衝撃や騒音が頻繁に起こる場所があります。
過去、そういう地域の方からも「衝撃センサーが誤報する」というクレームをいただいたことはありませんが、それも中心地からの距離によると思います。
お住まいの環境と盗難リスクのバランスを取ることは、カーセキュリティを選ぶ上で大切だと考えています。
0コメント