パンテーラZ306・ドラレコ他(ランクル250)

神奈川県 からお越しいただいたI様。 トヨタ ランドクルーザー250 に、カーセキュリティ・ドライブレコーダー・TVナビキャンセラー をインストールしました。（お客様の承諾をいただいて掲載しています）

過去2回の盗難被害経験を持つI様、そのうち２回目は なんとカーセキュリティ施工車での盗難被害。（当然、当店で施工したセキュリティではありません）

人生三度目の車両盗難は回避したいので、しっかりしたセキュリティ専門店を探したところ 当店に辿り着いたとのことです。

I様の駐車環境や 過去の盗難被害状況をヒアリングし、今回施工は YupiteruパンテーラZ306・Author キーレスブロック をメインにセキュリティシステムを構築しました。

カーセキュリティの内容は 防犯情報に直結するので、当店の施工事例では いつもサラッと流していますが、同じ製品を施工しても

①効果を発揮できるか？（セキュリティ施工車なのに、盗まれるのはなぜ？）

②誤報・誤作動はないか？（カーセキュリティと言えば 誤報で近所迷惑になるイメージ）

③使い勝手はどうか？（操作が複雑だと面倒臭くなって使わなくなる）

④耐久性はあるか？（施工直後は良くても、たった1〜2年で調子が悪くなったり）

⑤イレギュラー時の対策はできているか？

ざっと挙げただけでも上記5点、本当はもっと多くの要素がありますが 項目が多すぎると記事の収集がつかなくなるので、今回は⑤を少しだけ深掘りしてみます。

【イレギュラー時の対策】

長いカーライフの中には、大小様々な事象が想定されます。

・バッテリー上がり・ディーラーや整備工場への入庫・パーツ交換やシステムアップ・セキュリティリモコンの紛失や使用不能・純正キーの閉じ込め・台風や荒天時の対応・事故や災害etc...

これらのことは、当然起こりうる事象ですが「どのような状況にどう対応するか？」を考えながら 施工に盛り込んでおけば「いざという時」に慌てません。

当店の施工が喜ばれている理由の一つに「想定外の場面でも 操作・対策方法のレベルの高さ」があると自負しています。

これらは 災害への備えのようなものなので、イレギュラー対策の中には 永遠に出番がないかもしれないし、むしろ 出番がない方が望ましい。

けれど このイレギュラー対策がされていないと「災害備蓄品の食料はカップ麺しかありません」のように いざという時に役に立たなくなります。

（※ 普通の人にはご理解いただいていると思いますが、災害時には カップ麺を作るお湯があるとは限らないし、水・電気・ガスが止まることまで想定しなければ、都合よく 割り箸まであるとは限らない、という一例です）

お引渡し時、I様に一連の操作説明をしたところ「他店で施工したセキュリティを使っていた時は、◯◯の状況でこんな困ったことがありました」という話が いくつも出てきましたが、当店としては「やっぱり」という印象です。

施工金額を安くしたり、作業日数を短くしようとすれば、必ず どこかに 歪みが生じます。

ほとんどの場合、オーナー様にバレないところで 施工内容を省かれるので、普段は気づかなくても「いざ その時」が来たら、一瞬にして 施工金額や時短メリットを帳消しにされるほどの損失が露呈することが多いです。

（そもそも故意で手抜き作業をするというより、施工者の知見・技術・想定が、各状況に及ばないことも多々あります）

実際、過去にI様が他店で施工したセキュリティでは ロードサービスを呼んでいたケースでも、当店では 説明通りの操作で 何事もなかったかのように対処できるようにしてある点がいくつかありました。

これらは製品性能の問題ではなく「どう施工するか」という問題です。

防犯製品ゆえ 全てのことをネット公開することはできませんが、実際に操作説明を聞いていたI様には 施工金額以上のメリットを感じていただけたようでした。

カーセキュリティや当店の施工について、ほんの一部分を説明するでも 長文になってしまったので、同時施工した ドライブレコーダーは写真だけでご容赦を。

パンテーラの異常検知に連動して 一定時間録画するように施工してあります。

一年を通じて使用する愛車は、真冬の氷点下〜真夏の40℃近くまで 車内温度の寒暖差があります。

シボ加工された樹脂製パネルに設置したリアカメラは、経年劣化が避けられない両面テープだけでは心許ないので 見えないところにネジ止めしてあり、相当の衝撃にも耐えられます。

最初の問合せから施工完了まで 終始ご丁寧なお気遣いをいただき、ご来店時にはお土産までお持ちいただいたI様。

当店の技術に対する信頼にお応えできるよう、普段は見えない「縁の下の力持ち」の部分にこそ、最大限の力を注いで施工いたしました。

引き続き 防犯意識を持って、施工製品をお使いいただけますと幸いです。