IGLA2、キーレスブロック(ランクル250)
静岡県東部からご来店いただいたM様、トヨタ ランドクルーザー250 に カーセキュリティ(Author IGLA2、KeylessBlock)をインストールしました。(お客様の承諾をいただいて掲載しています)
カーセキュリティを初めて導入されるというM様、当初はAuthor社のIGLA2のみ単体装着をお考えとのことでご相談をいただきました。
IGLA2は、車両コンピュータを制御して PINコード入力 or キーフォブによる自動認証 のいずれかの認証動作を行わなければ エンジンを始動することができません(車種・設定によっては、エンジン始動後 ギアをDレンジに入れるとエンジンストールさせます)。
これにより自走盗難を防ぐことができ、また 比較的安価な製品であることから、とにかく安く盗難防止を施したいユーザーから人気があります。
自走盗難を防ぐことに特化したIGLA2を装着すれば、車上荒らしは防げなくても とにかく愛車は手元に残る。
これが 一般人の考える 普通のロジックですが、自動車盗難の話はそんなに単純じゃない。
現場に放置された 被害車両には 犯人の指紋や〇〇などの証拠が残りますから、これらの証拠を隠滅しておく必要があります。
ガサツな犯人が、盗みに入った車内を くまなく雑巾で綺麗に拭きますか?
そんな面倒で丁寧なことは まずやりません。
では、どうするか?というと 粉末消火器を車内に撒き散らす。これが一番手っ取り早い。
「そんなひどいことをするのか?」と驚く人もいますが、そのひどい手口が かれこれ20年前から横行している スタンダードな手段です。
「車内の物品は盗まれても 愛車が手元に残ればいい」という人のほとんどは 車内に粉末消火器を撒かれることを想定していません。
が、実際に消火器を撒かれてしまうと 全ての消火剤を完全に除去するのは まず不可能です。
実質的に廃車を余儀なくされる程の被害にも関わらず、車両保険では 一部損しか認められません。(車が手元にあるのだから当然ですよね)
加入している保険会社や 被害状況にもよりますが 少なからず 保険金額で揉めるケースもあり、中には (車両保険も含めて総合的に考えると)車ごと盗まれた方がマシだった というケースもあるようです。
最近は リレーアタック・CANインベーダー・キーエミュレーターなどのデジタル手口により、車両ドアの不正開放が 昔よりも簡単にできてしまう時代です。
セキュリティが施工されていても「ワンチャン、車上荒らしできるかも」と 気軽な気持ちで犯行に及ぶことも想定され、また 外国人犯罪者も多く 日本人の常識が通用しなくなっています。
当店では「お客様の被害を最小限に抑えること」を第一としているので、今回のM様にも キーレスブロックとイルミネーションスキャナーの同時施工をご提案しました。
カーセキュリティを考える時、多くの人は「とにかく導入費用を安く済ませよう」と考えがちですが、当店は「結果的にお客様が得するように」ご提案しています。
どちらがいいかは お客様の判断ですが「目先の損得だけでなく 結果的な大損害を避けたい」という方は 一度ご相談いただければ、当店インストーラーが お客様にとっての最善策を一緒に考えます。
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