VIPERカスタム(BNR34 GT-R)
静岡県東部 からお越しのT様、日産GT-R34 に、カーセキュリティ をインストールしました。
(お客様の承諾をいただいて掲載しています)
こちらのお車を施工した頃は 半導体不足の影響で ダブルイモビライザー機が軒並みメーカー欠品という状況の中 チョイスしたのは VIPERです。
ただし バイパーをGT-Rに施工する際、普通にインストールすれば 致命的なセキュリティホールが発生するのは周知の事実。
要するに シングルイモビライザーが GT-Rに対しては脆弱という話なのですが、ここでは詳細説明を省くので、知りたい方は ご自身でお調べ下さい。
(防犯上の理由も当然ですが、何も知らずに他店さんの言われるままにバイパーやゴルゴを通常施工した方もいると思うので)
そういうわけで ダブルイモビライザー化したVIPERカスタムですが、特別仕様でカスタムインストールするということは、不具合発生リスクも増大するというデメリットも生じます。
特に カーセキュリティは エンジンを掛けさせないことを主軸とした機械なので、故障や不具合が発生すれば「エンジンが掛からない」「走行中にエンジンが停止する」などの重大トラブルになりかねません。
何年も乗るうちに、どの部品が壊れたら どういう不具合が起きるのか?
その不具合が発生した時は どういう制御をして 重大トラブルを回避するか?
「トラブルやエラーは発生するもの」という前提に立ち、万一の場合は安全側に働く設計手法をフェイルセーフ(Fail Safe)と言いますが、優れたシステムには 高いレベルのフェイルセーフが組み込まれていて、安いシステムには「そんなこと考えてない」ということがほとんどです。
フェイルセーフの一例として・・・
例えば 子供が車内に閉じ込められた場合や 車のキーを閉じ込めた場合、外から解錠できる仕組みは必要ですよね?
にもかかわらず、自動車盗難の記事が載ると「自動車メーカーは絶対にドアロックを解除できない仕組みを開発すべき」という趣旨のコメントを見かけます。
もう一つは「見えない場所に燃料カットのスイッチをDIYでつければオッケー」というコメント。
原理的には正しいように見えますが
・そのスイッチが走行中に誤作動を起こしたらどうなる?
・それがトンネルの中で、後続車が追突したら?
・そのスイッチは どれほど信頼できるメーカー(生産国)のもの?
・どレほどの手腕を持った名工が、どんな工夫をして施工したの?
・万一の事故発生時には、どんな保険が適用されるの?
こういうことが何一つ考慮されていない施工では、そのツケが10倍・100倍になって却ってきてしまう。
T様には、こうした「結果的に大損だった」ということにならないよう、これから もう10年以上は安心して愛車を運転できるように施工しました。
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