純正よりも目立たない取り付け③
以前掲載した記事 をご覧いただいたお客様から、スバル レヴォーグ部品加工(バックカメラ取付)のご依頼をいただきました。
当初は当店へお越しいただくおつもりだった様ですが、遠方だったので部品をお送りいただいて加工のみお受けしたものです。
他にも、以前の記事をご覧いただいた方から「どうやってキレイにインストールしてるんですか?」「作業のコツとかあるんですか?」とのお問合せも何件か頂いていたので、少しですが作業工程をお伝えします。
【①位置決め&穿孔】
位置決めを行った後、実際に空ける四角い穿孔箇所の内側にドリルで数カ所穴あけを行います。
ファーストアプローチは、完成イメージの指標となるので ザックリとラフにしつつ、要所要所の位置出しを兼ねます。
【②切り出し】
①で空けた穴を繋ぐように、パネル裏側からルーターで横方向に削っていきます。
一度で穴を繋ごうとせず、少しずつ浅めに何度か削った結果、穴同士が繋がるイメージです。
切り出した結果が下の写真。
我ながら「ビビり過ぎだなぁ」と思いますが、お客様の大切なお車に刃を入れるわけですから、慎重すぎるくらいがちょうど良いです。
【③削り】
ルーターを使用して、完成形に近づけていくイメージで孔を広げています。
少し削っては確認、また少し削っては確認、をひたすら繰り返す地味な作業です。
この工程を終えたのが下の写真。まだ完成形までは1〜2mmを残しています。
【④ヤスリがけ】
いよいよ穿孔切削作業の大詰めです。一心不乱にただひたすらにヤスリをかけます。
少し削っては確認、また少し削っては確認の繰り返し。
ここで失敗すると、今までの作業が台無しになるので 一削入魂のつもりで慎重にヤスリをかけます。
作業が進むにつれ、長時間の写経を行ったような、周囲の音が遠のいていくような、集中しし過ぎて自分だけの世界に入ったような、不思議な気分になってきます。
そんな没頭している状態なので、当然のことながら作業中の写真はありません。
ヤスリがけの最中、写真を撮ってない事に気づいてはいたのですが、こういう時は作業を中断することさえ億劫になってしまいます。
そして、最終の削り出しを終えたのが下の写真。
先述の通り 切削・穿孔作業は、お客様の愛車に刃を入れる行為です。
高い集中力を要しますし、地味な作業です。
ここまでお読みいただいてお気付きかもしれませんが、特別なことは何一つしていません。
完成イメージが決まったら、ひたすら 地道に 愚直に 丁寧に 地味な作業を繰り返すのみ。
綺麗なインストールをするコツは 時間と手間を惜しまないこと。 本当にそれしかないんです。
自分でも「何でこんなにムキになってやってるんだろう?」「それほど目につく場所じゃないのに」「そもそもパネルを組み付けたら見えない場所なのに」と、我に返る時もあります。
それでも仕上がりのイメージやお客様の喜ぶ姿を想像しながら作業を続けています。
エネルギーを注いだ場所は、本当にお客様に気付かれなくてもいいんです。
そもそも、当店で行う「シークレットインストール」は「本来なら露呈する後付け感を、どれだけ目立たなくさせるか」ですから「オーナー様でさえ気付かない部分」は少なくありません。
それでも イメージ通りに出来上がるのは無上の喜びです。
そしてお客様に「よくわからないけど 何となく快適」と感じていただけたなら、それはインストーラーにとって非常に嬉しいことです。
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