工具のこだわり②

前回に引き続き、当店で使用しているこだわりの工具をご紹介します。

(前回記事「工具のこだわり①」はこちら

【PB製 差替ラチェットドライバー&ドライバービット】

通常の差替ドライバーはシャフトがグラついて作業性が悪いのですが、PBボーマン(現PBスイスツールズ)の差し替えドライバーは力を入れてもビクともしません。同じくPB社製の差替ビットは、先端の精度が高くカムアウト(ネジ山をナメること)がほとんどありません。ラチェット機構を備えているので、素早くネジを回すことができます。


【HAZET製 ヘキサゴンソケット】

いわゆる六角レンチですが、欧州では「これで緩まなきゃ諦めろ」と言われるほどの高い精度を誇ります。メルセデス・BMWなどの純正指定工具に採用されるメーカーだけあって、精度や剛性を感じる使用感は抜群。六角レンチはPB社製のボールジョイントも持っていますがPBはしなりながら回す、HAZETは「パキッ」「キリッ」とした剛性を感じます。


【Wera製 トルクスビット】

一般のネジに使われる(+)プラス(フィリップスとも言います)や、(ー)マイナスネジと共に多く使われているのが、トルクスと言われる星型のネジ山です。先述のPBと共に、対カムアウト精度が高いと言われているのがドイツのWera社、トルクスビットはコチラを使っています。


【TONE製 いじり止めトルクスソケット】

トルクスネジの真ん中に突起がある「いじり止めトルクス」にはTONE製のソケットを使用しています。SRSエアバッグのあるステアリングハンドルを外す時などですね。KTCやko-ken同様ハデさはありませんが、国産ならではの「いぶし銀」ないい仕事をしてくれます。


以上、「ネジ類を回す工具」編でした。