パンテーラZ306(ランクル70)
神奈川県 からお越しいただいたS様。 ランドクルーザー70に、カーセキュリティをインストールしました。(お客様の承諾をいただいて掲載しています)
2025年現在、ランクル70といえば再再販のGDJ76が人気ですが、こちらは2003年式のHZJ76です。
オーナーのS様は わざわざ当時のランクル70を探されたとのことで、車両購入に伴い 当店へセキュリティ施工をご依頼いただきました。
いくつかのプランを提示した中から、S様にご選択いただいたのはパンテーラZ306。
このタイプの車両には、強固な2ポイントイモビライザー(ダブルイモビライザー)は必須です。
2003年というと、個人的には「ちょっと前」の感覚ですが、20年の間の車両電装は結構な進化を遂げています。
このクルマは 昨今のようなECU制御は最小限で、ほとんどが電流のON/OFF(プラス/マイナス)とリレーのみで構成されたアナログ制御が基本なので、店長のような古いタイプのインストーラーには理解しやすい。
最近の車両しか触っていないショップさんや 若いインストーラーさんににとっては、逆に わかりにくいかもしれませんね。
PCで言うと、アニメーション化されたインターフェイスしか知らない世代か、真っ黒い画面にコマンドラインを直打ちした経験があるかの違いです。
カーセキュリティの概念が生まれたのが1990年代後半頃なので、ちょうどこれくらいの年代の車をじっくり分析・解析して 理解を深めておくと、新しい技術にも通用する「カーセキュリティ全般の共通基礎」が身に付くのですが「研究開発」に時間を使えるショップさんばかりではないので、技術品質より売上重視なのは仕方ないのかもしれません。
そして、旧車を施工すると よくある事例を見ることもあります。
ドア内張を剥がすと、樹脂製クリップは それなりにお疲れの様子。
交換が必要なものは 在庫している新品クリップと交換しておきます。
こちらは フロアカーペットをめくったところ。
水抜き穴を塞いでいたはずのグロメット(ゴム製の蓋)がありません。
放っておくと 水・埃・害虫が入ってくるので、こちらも新品グロメットを入れておきました。
当店で気付いた部分は 適宜対処させていただきましたが、当店でも気づかなかった部分はご容赦ください。
それにしても、20年以上経っても 街中でよく見かける 当時のランクル70。
頑丈なつくりと、衰え知らずな人気に「あらためてすごいクルマだな」と思います。
当然、未だに 窃盗のターゲットにもされています。
車種・年式にかかわらず セキュリティ必須なのは、ランクル系すべてに言えることです。
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