電装品取付の前に

カーセキュリティやドライブレコーダーなどの電装品をご依頼いただく際、

「バッテリー上がりが不安」というお客様は少なからずいらっしゃいます。


カーセキュリティやドライブレコーダーの駐車監視システムなどは、

エンジン停止時に動作することが前提なので、消費電力についてはもちろんメーカー側も考慮しています。

長期間エンジンをかけずに電装品を作動させれば、当然バッテリー上がりに繋がりますが

通常の使用環境であれば、まず大丈夫。

目安としては2週間に1回は、30分以上のドライブをして充電させると良いです。





ただし「長年バッテリー交換をされていない」ケースは別です。




ここ最近、入庫するお車で 立て続けにバッテリートラブルを発見することが多いです。

以下はその一例。

バッテリー端子を外す前から、既にヤバそうな雰囲気を醸し出しています。




バッテリー端子を外したところ。

手前には 緑青(ろくしょう)のようなもの、端子の中側は白色の粉状のものが噴き出し、
既にバッテリーの限界を超えています。




既に劣化が著しく、即バッテリーを発注です。

輸入車用の特殊バッテリーで入荷まで日数がかかるので、粉状のものを取り除いて一旦元に戻します。





この他にも、見た目ではわからないものの「このまま放置すれば、近いうちにバッテリー上がりを起こす」というお車も最近本当に多いです。




寒い季節はバッテリーも上がりやすく、一度バッテリートラブルに遭うと とんでもなく高くつきます。


近年のバッテリーは「何の予兆もなく ある日突然エンジンがかからない」現象がほとんどです。

トラブルは未然に防ぐのが一番。

3年以上バッテリー交換していないあなたは、バッテリー交換を検討しませんか?