パンテーラZ706ほか (40系アルファード)
(お客様の承諾をいただいて掲載しています)
盗難対策が必須とも言える 新型アルファード(40系)に 各種カーセキュリティをインストールしたのですが、今回 メインに据えたのは パンテーラの最上級機種 Z706 です。
ユピテル Panthera(パンテーラ) の特徴は? と聞かれたら、普通はアンサーバックリモコンや2ポイントイモビライザーが挙げられますが、プロ目線でいいなと思うのは「アルゴリズムが組める」という点です。
カーセキュリティの防犯性能を、ざっくり分類すると
① イモビライザー(乗り逃げ防止機能)
② トリガー(ドア・トランク開放など、車両信号から取得する情報)
③ センサー(衝撃・傾斜センサーなど、後付けデバイスによる検知)
という段階に分類できます。
全部説明しきれないので 今回は③の話題だけに留めますが、詳しく知りたい方は メールフォームから お問合せ下さい。
カーセキュリティの導入を考える時、多くの方が懸念するトラブルは 誤報 だと思いますが、その多くは ③センサーによる 誤検知です。
パンテーラ は、複数のセンサーを組み合わせて、
・Aセンサが反応 and Bセンサも反応 = 異常発生
・Aセンサが反応 but Bセンサは無反応 = 異常ではない
・Bセンサが反応 but Aセンサは無反応 = 異常ではない
といった論理和が組めるので ソフトウェア的な条件指定が可能、複数センサーで判断する分 誤報を減らすことができます。
さらに、最上位機種の Z706 は マイクロ波(接近検知)センサを備えていて、[近くに 人が居る or 居ない] という条件指定で、他センサの感度を指定することができます。
KeylessBlock は、純正スマートキーが常に発している電波を 車両側がシャットアウトすることで、リレーアタックによる車両侵入を 未然に防ぐことができます。
上記のパンテーラだけでも リレーアタックに対応できるよう施工していますが「未然に」というのがポイントで「なるべく被害を少なくしたい」という意向に基づいています。
どのセキュリティでも同様ですが、冒頭でお伝えした①〜③の段階分けを お城に例えると
① イモビライザー:本丸
② トリガー:二の丸
③ センサー:三の丸
という階層に似ています。
まずは ①本丸御殿が堅牢であること、
つぎに ②本丸を取り囲む二の丸が 本丸まで踏破させないこと、
その前に ③三の丸が 早めの排除を実現すること。
この思想が本末転倒で、煌びやかな装飾 や 見栄えだけ を立派にする「見掛け倒し」を作ってしまうと、費用が高いくせに 容易く落城してしまいます。
ココセコム は、お城に例えると 忍者でしょうか。
万一、財宝(愛車)を奪われても、忍びの者(ココセコム)が どこまでもひっそりと着いてきて、仲間(セコム警備員)が集まったところで 愛車を奪還する。
もとより、難攻不落な築城を目指すのが「本物の」カーセキュリティ屋です。
忍者の出番はないと思いますが、当店では ほぼ全てのカーセキュリティ施工において 攻略不可能な要塞に仕上げています。
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